弁護士法人 大阪パブリック法律事務所
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ブラック企業の報復① -業務上横領で告訴され逮捕・勾留されたが不起訴となった事案

会社の経理を担当する立場にあった依頼者が、会社から業務上横領罪で告訴され、逮捕・勾留された事件がありました。

依頼者は一貫して横領を否認していました。

この依頼者は、労働条件や雇用をめぐって会社と対立しており、その最中に突然、逮捕・勾留されたため、告訴が会社による報復である可能性が濃厚でした。

そこで、当事務所の弁護士が、依頼者の労働事件を担当していた弁護士らと共に弁護団を結成し、協力して弁護活動にあたりました。

犯罪事実を裏付ける客観的な証拠が乏しい事件では、被疑者に「自白(罪を認めること)」を強要する違法・不当な取調べが行われることがあります。

この事件でも、依頼者が横領したことを裏付ける客観的な証拠が存在しなかったため、依頼者に対して連日長時間にわたる取調べが行われ、依頼者は自白を強要されました。

弁護人は、毎日接見に行き、自白しないよう依頼者を励ますと同時に、警察の違法・不当な取調べに対する抗議を何度も行いました。

また、捜査を担当する検察官に対し、事件の背景には会社と依頼者との労使問題などがあることを説明し、この事件が会社による「でっちあげ」であることを訴えました。

上記のような弁護活動の結果、依頼者は嘘の自白をさせられることもなく、無事に不起訴処分となりました。

このように、ブラック企業との労使の対立が刑事事件に発展するケースがあります。

弁護士には、民事事件や家事事件、労働事件、刑事事件など、それぞれ得意とする分野があります。

労使の対立が刑事事件に発展した場合には、ぜひ刑事事件を専門とする当事務所にご相談ください。

(亀石倫子弁護士担当事案)