弁護士法人 大阪パブリック法律事務所
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勾留されないため、保釈されるために必要なものとは

勾留されてしまうかどうか。保釈が許可されるかどうか。こういった身体拘束の問題は、本人や家族にとって重大な問題の1つです。

勾留されないため、保釈されるために必要なことは、判断をする裁判官の不安感を取り除くことです。そして、その不安感を取り除くのは、弁護士の経験や技術ではありません。まして、本人が犯罪を認めることでもありません。弁護士が集めて裁判官に提出する「資料」が、不安感を取り除くのです。

私が扱った事件で、勾留の阻止や保釈は難しいと感じていたものの、結果的にそれが成功したケースを振り返ってみると、少なくとも10種類の資料を提出していました。共犯者がたくさんいて、犯罪に関与したことを否定している事件で勾留が却下された事件では、20種類近くの資料を提出していました。たとえば、依頼者の人柄をわかってもらうために、依頼者に届いた手紙を提出したこともあります。あるときは、家族で撮った記念写真を出したこともありました。温かい家族が依頼者を待っていることを実感してもらうためです。

身体拘束を阻止するのは、弁護士の経験や技術だけではありません。「拘束することは絶対に間違っている」という支援してくれる家族や弁護士の熱意です。その熱意を持って、裁判官に提出する具体的な資料を集めることが、身体拘束から解放されるために必要なのです。