弁護士法人 大阪パブリック法律事務所
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万引きで逮捕勾留されたが,不起訴釈放されたあと,生活保護を申請し,債務整理をした事案

当番弁護として,スーパーで万引きをして逮捕勾留された女性に接見に行きました。

万引きを繰り返し,逃げていた最中に再び万引きをして逮捕されたとのことでした。

 

翌日も接見をして彼女の生活状況を聞いていくと,今回の万引きは,生活費の困窮が原因でした。

生活費に困って借金を繰り返し,食費にも困って万引きしてしまったそうです。

しかし,生活保護の受給や債務整理などは何もしておらず,そういった手段があることすら理解していませんでした。

彼女は,逮捕されたときに3000円を所持しており,警察に押収されていたので,このお金を預かりました。

このお金を持って被害店舗と交渉した結果,何とか示談が成立しました。そして,彼女は最終的に不起訴で釈放となりました。

しかし,彼女のこれからの生活を考えると,これだけで弁護人としての活動を終えるわけにはいきません。

 

彼女には,釈放後,ただちに生活保護の受給の申請をアドバイスしました。こうして,生活の基盤を整えたあと,債務整理の手続きを勧めることとなりました。

万引きという「事件そのもの」自体は,不起訴で釈放となった時点で,解決したかもしれません。

しかし,それだけでは,彼女が抱える生活の困窮という問題は,何も解決されません。

真の問題解決に向けて,様々な社会保障制度の利用も考えていかなければなりません。

逮捕勾留にまつわる点だけでなく,生活の面で何らかの法的手段ができないものかと不安なときには,遠慮なくご相談ください。

 

(齊藤統弁護士担当事案)